便座から始まるNew Life
下積みの芸能活動をしていて大事になってくるのは,
- いかに生活コストを落とせるか
- 融通の利く稼ぎ口を見つけられるか
- いかに短い時間で稼げるか
などなど結局お金の面でどれだけ気を煩わせないで済むかが結構なポイントになってきます(T.K.G.の主観ですが)
以上の細かい考察は今後記事にしますが,とにかく生きるのに結構必死な世界なのです(当たり前か)
T.K.G.の場合ももちろんバイトをしておりました。
知り合いや先輩からの紹介だったり,自分で探したり。
結局行きつくのは大抵が飲食のバイトだったりしましたね。
時給安いし,場所によっては人間として扱われないけど(笑)
働きながらも「他にもっと良い条件の仕事はないか」と求人サイトを見ての繰り返しだったりもして。
そんな中で見つけた求人。
『日給1万円以上!』
『入りたいときに入れます!!』
『勤務地様々』
のうたい文句。
本当だったら非常に魅力的だけど,なにこれすっげー胡散臭い(笑)
当時のT.K.G.は選んでいる余裕もなかったため迷わず電話をかけたことを覚えてます。
便座に座りながら(笑)
着信音の響くトイレ。
プルルルルルル…
「お電話ありがとうございます!株式会社◯◯です」
「あのー,この求人って男性も応募できますか?」
「え…?(笑)」
T.K.G.の経験からして,高時給でシフトの融通が利くバイトって大抵蓋を開けてみれば女性限定だったりするんですよね。
しかも『女性限定』と求人で書けないらしく,確認するまで分からないから厄介。
なので先制攻撃ならぬ先制確認。
T.K.G.の先制確認も成功し見事に面接にこぎつけたのです。
面接当日。
会社の近くに芸能事務所の研◯さんがあるのに興奮しつつ胡散臭い求人の会社さんへ。
開口一番に言われました。
「ウチ,基本女の子しかいないんだよねー」
てオイオイ。
それ確認したんやん(笑)
「今回も結局空振りか…」
なんて自分の予想が当たってちょっと悲しくなりましたが…。
この会社との出会いが,そしてこの職種との出会いがその後のT.K.G.の人生を大きく狂わし,結果開業することになろうとはこの時のT.K.G.はまだ知る由もないのです。
【次の記事へ続く】
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